薄さに感動!匠のグラス「うすはり」で晩酌

お気に入りのグラスはありますか。仕事を頑張った時、嬉しいことがあった時。悲しすぎて一杯やらずにはいられない時。いつだって労ったり励ましてくれるのは、お気に入りのグラスです。

今回は、Gensamお気に入りのグラス「うすはり(松徳硝子)」と、うすはりを超!お得に購入できるイベント「すみだガラス市」の紹介です。

うすはりとは

うすはりとは〝物作りの町〟墨田区に本拠を構える「株式会社 松徳硝子」オリジナルの商品だ。大正11年(1922年)電球を作る会社として設立され、大震災や戦争、大量生産大量消費時代など時代変化に合わせ、硝子電球から硝子食器へと主製品を移してきた老舗である。

機械による工業製品ではなく、あくまで職人による工芸製品を。手作業にこだわり続け、創業約100年後の平成元年「うすはり」は誕生したのである。うすはり最大の特徴である厚みの薄さは、松徳硝子の歴史である電球製造技術の賜物なのだ。

このグラス、手にしてみると予想以上に軽い。爪で弾くとコツッと乾いた音。初めて手にした時、静寂に映える響きを想像し肩透かしを食らってしまった。あまりの軽さと合間って、思ったよりもチープな印象を抱いてしまうこともあるだろう。

だが、これこそ「うすはり」の真骨頂。

過去に体験がない軽すぎるグラス。脳がガラスと認識できないほど軽い。ちなみに、この薄い見た目に反し強度はなかなか頑丈である。毎回ヒヤリとするが、倒したくらいで割れたことはない。これは薄いガラスを均一に吹き上げているからこそできる芸当で、グラスを倒すたびに松徳硝子の技術の高さに感動している。(だからといって乱暴に扱わないでください、割れます。)

うすはりの魅力

うすはり最大の魅力はとにかく口当たりの良さである。唇が触れるガラスの厚みは極薄で、飲料の〝 風味 〟をダイレクトに味わえる。こればかりは体験してもらいたいとしか言えないが、ぜひ飲み口の分厚いグラスと比べて欲しい。分厚いグラスは、ブチュっと下品なキッスの味がするだろう。

底面も非常に薄く、ビールが注がれた姿が美しい点も魅力。

以来、うすはりでビールを飲みたいがために寄り道せず帰るほどのお気に入り。休日はもちろん、平日でもちょと贅沢な気分に浸りたい時は成城石井で肴を選び、うすはりで一杯ぐいとやる。なんという至福の時だろう。

お気に入りのグラスがある人も、まだない人も。松徳硝子の「うすはり」を加えてみてはいかがでしょう。


うすはりをお得に購入する方法

紹介した「うすはり」の相場は1500円〜2000円前後。100円でなんでも揃う時代、やや値が張るのは否めない印象だ。Gensamも最初は勇気が出なかった。試してみたいけど、もうちょっと安ければ…という人も多いかと思う。そんな人は「すみだガラス市」でのアウトレット品購入がオススメ。


墨田区の戦略「イチから始める」運動

〝もの作りの町〟墨田区だが、近年後継者不足が大きな問題となっている。墨田区の魅力を幅広く知ってもらうべく「イチから運動」を墨田区主導で開始。「すみだガラス市」もその1つだ。

すみだガラス市には松徳硝子も加盟する東部ガラス工業会が参加。江東区、江戸川区など近隣の江戸ガラス工場も加えた、国内唯一のガラス市となっている。

「うすはり」をはじめ、松徳硝子のアウトレット製品がめちゃくちゃお得。アウトレットとはいえ、普段使いには全く問題ないし、飲み口の感動も十分味わえる。何より、普段の半額以下の値段で買えることが嬉しい。いきなりグラス1つに2000円も出せないという人は、ひとまずこちらで購入してみて欲しい。

タンブラー型であれば、【M】500円/個 【S】【SS】はなんと300円/個で買える。6個入りの箱は更にお得。個人的には飲み過ぎない【M】がちょうど良い。

すみだガラス市は春と秋、年に二回の開催だ。「うすはり」以外にも魅力的なガラス工芸品が数多くあるので行ってみるだけでも価値あり。散歩がてらに「すみだガラス市」へ赴き、うすはりでビールを楽しんでみませんか。

(参考文献:墨田区HP、松徳硝子HP、東京商工会議所、一般社団法人、東部硝子工業会HP)

まとめ

うすはり

特にビールがオススメのグラス。シリーズ展開しているのでお気に入りを見つけて欲しい。

松徳硝子

元電球製造の硝子製作会社。小さな硝子の本の博物館ではリューター(ガラスに柄を入れる作業)を体験できる。夏休みは特に予約必須の大人気スポット。

すみだガラス市

年々認知度が上がり、大盛況。次回は2019年4月20日(土)・4月21日(日)の二日間開催。(小雨決行)

成城石井

東京都世田谷区、成城学園前駅の小さな「石井商店」から高級スーパーへと進化。高いけど美味しいものを数多く揃える。関東を中心に展開。

<向く人・向かない人>

気軽に贅沢気分を味わいたい人。食器が好きな人。何で飲んだって味は同じという人には一見向きませんが、それでも使っていくうちに「これいいな」となるのが「うすはり」です。プレゼントにも最適。

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